2022年で150周年を迎えるピレリおよびピレリモータースポーツの今年の活動や目標のプレゼンテーション発表のまとめです。
ピレリモータースポーツでは主にF1、ラリー、GTと3つの部門に分かれていて、各部門ごとの新スペックタイヤやサステナビリティなどの共通の目標も発表されました。
目次
150周年のピレリ
150周年のピレリ
ピレリは創業1872年からパッセンジャータイヤ事業と同時にモータースポーツ事業も展開していきました。世界的にも歴史のあるタイヤメーカーでありモータースポーツの発展にも大きく関わってきました。現在では過去のタイヤの復刻版として現在の製造設計技術を用い作られるCollezioneというラインナップもあります。
もちろん現在の技術も進化を続けておりフォーミュラではF1、ラリーではWRC、GTではGT3が60台も参戦するスパ24時間など世界トップのチャンピオンシップの舞台で開発、供給を続けています。
また150周年を記念して特別なロゴも1月28日に解禁になりました。
F1
半世紀以上使われていた13インチが終わり、2022年から18インチに変わります。
18インチのタイヤでは構造やコンパウンドは新しく開発されました。
開発では70以上の試作品を5000時間以上シュミレーション、10000時間以上のインドアテストを経て作りそこからさらにチームとのテストで絞られたものになりました。
ラリー
新しい時代の始まり
1973年の第一回World Rally Championship (WRC)からピレリは関わっていますが、今年からWRCではハイブリッド車になりました。
100kgのハイブリッドユニットを乗せ車重やパワーも増した車両に合わせピレリのラリータイヤは全ラインナップP ZERO、Scorpion、Sottozeroで開発が行われました。
2021年のシーズン終わりからテストしていた新しいタイヤはアスファルトのP ZEROとグラベルのScorpionの構造を強化し、デザインも最適化することでハイブリッドの重さとトルクのパワーをカバーしました。
新しくなったスタッドアイスタイヤは構造の強化とスタッドの向上をしてスウェーデンでデビューしました。
ラリーはWRCのみならず世界各地のチャンピオンシップを追いかけます。
GT
挑戦の1年
15カ国以上で100以上のチャンピオンシップにタイヤを供給予定でSRO主催のGT World Challengeシリーズだけでもアメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア、アジアと様々な大陸で行われます。
世界中様々なレースを追いかけるにあたり在庫管理やロジスティックの効率化を行いよりスムーズな供給が可能になります。
新しいタイヤ
数年かけて車メーカーと一緒に開発を続けてきたタイヤが今年からデリバリーされます。
GT2、GT3、GT4の各クラスに向けてP ZERO DHFを開発、DHFはGT3の現行DHEやGT4のDHBの後継スペックになります。技術的には新しい素材を使いより幅広い状況、特に暖かい路面でのパフォーマンスが向上やフロントとリアとのバランスが良くなり汎用性が高く、ドライブフィーリングも良くなりました。
メーカーワンメイクレース
フェラーリやランボルギーニ、マクラーレンのワンメイクレースに供給していたタイヤも新しいスペックを供給します。
チャレンジカーやレーシングのみならずサーキットで得たデータはロードカーのタイヤにも技術がフィードバックされ開発に役立てています。
来年のピレリ最大のレースはベルギーで行われるスパ24時間です。このレースでは13の違う国籍の100人以上のスタッフが関わり、デリバリーは30台近くのトラックが13,000本のタイヤがデリバリーされます。
ピレリのサステナビリティ
環境への配慮はピレリが核としているポリシーでもあり工場、ロジスティクス、開発と各部門で取り組んでいて、FIAが定める基準で世界最初にして唯一三つ星を取っている企業です。
ピレリ全体では2025年までに二酸化炭素排出量を25%減らす目標を掲げています。
F1やGTでも再利用可能な素材を使用していたり、GTのP ZERO DHFの開発ではバーチャルモデリングを用い試作製造の数を減らしより廃棄の少ない開発をしました。
またP ZERO DHFは複数クラスとでタイヤを共有することでロジスティクスの観点からも環境に配慮しています。
サーキットにおいてもエンジニア、タイヤフィッターが着る2022年からの新しいユニフォームは全てリサイクル素材で作られます。
日本での活動
モータースポーツが盛んな日本でのピレリの活動としてフォーミュラのカテゴリーではF1日本ラウンドとラリーカテゴリーではWRC日本ラウンドが予定されています。両方とも昨年も開催が中止されてしまったこともありファンの方々は一層楽しみにされているでしょう。
GTでは主にフェラーリイベントとSROのGT World Challenge Asia (GTWC Asia)が6戦中4戦が日本で開催される予定です。
フェラーリイベントは世界4つの地域ヨーロッパ、アジアパシフィック、北アメリカ、イギリスで行われているフェラーリチャレンジが今年から日本でも行われます。
フェラーリのチャレンジカーが何十台もグリッドに並んでる姿は想像するだけでもかっこいいですね。
他にもチャレンジカーやXX(ダブルエックス)、旧フェラーリF1などが一堂に会するFerrari Racing Daysなどもあります。
先日SROから発表があった通りGTWC Asiaの中で日本で開催される4戦をJapan Cupと新たに設定されました。
ジャパンカップの4戦は鈴鹿サーキットから始まり、富士スピードウェイ、スポーツランド菅生そして最終戦は岡山国際サーキットで行われます。
SROのレースで日本のチームがたくさん参戦する姿がみられると思います。
Japan Cupの参戦希望、質問などあれば是非お問い合わせください。
タイヤデリバリーやサーキットでのサポートなどの御依頼もお待ちしておりますのでこちらのお問い合わせもしくは info@trofeo5.comまで御連絡下さい。
2022年もピレリモータースポーツの応援よろしくお願いいたします。
Trofeo5 株式会社
Pirelli Motorsport Customer Service Japan
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